漫画のストーリーと神話
これも大分前に書いたものですが、今も通じるお話しなので、
ストーリー作りに悩んいる方は参考にしてみてください。
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ある漫画家さんとのお話の中で、昨年話題になった
中沢新一氏の著書
ようは神話の話です。
中沢氏はこの本の中で、
神話としてのシンデレラについて
分析を行っています。
(詳しくは上のリンクからアマゾンへいって
レビューあたりを読んでみてください)
何が言いたいかというと、
もうさんざん言い尽くされては
いることですが、
神話の構造を勉強してみましょう
ということです。
スターウォーズが神話の体系をもとに作られた
ストーリーだということは、ルーカス自身が
いろんな所で話しているのでみなさんも
ご存じでしょう。
こういう神話や民話を元にした
お話しの作り方を解説した本は
脚本づくりに役に立つと思いますので
一度読んでみてはいかがでしょうか。
わかりやすいものとしては
大塚英志さんの
「キャラクター小説の作り方」
が有名ですね。
これ一冊でも十分参考になります。
というか、なかなか賞を取れない人で
こういう本を読んだことがない、
というのであればそれは
はっきり言って勉強不足ですよ。
同氏の著作で『物語の体操』
というのもありますが、
3年後が初版の前者でいいかなと思います。
他には、大塚氏がこの本の中で、
必読としてあげられている種本、
「ハリウッド脚本術」
あとはアメリカのシナリオテクニックの本で
なんていうのもあります。
『キャラクター小説の作り方』以外は
ちょっと高いので、まずはこれから
読めばいいかなと思います。
ようは、お話しを作るにも技術がある
ということです。
そんなの読んでるよという人でも、
意外に、その中で語られている技術を
そのままきちんとなぞってやってみた方
少ないんじゃないでしょうか。
技術を越えた素晴らしい作品を書ければ
もちろんいうことナシなのですが、
現実には、しっかりとした技術を習得した人か、
自分で技術=方法論を見いだした人が
成功していると、経験上思います。
は大塚氏が自著の中で、
講談社新書三冊買うのをやめてでも
買う価値ありといってます。
小説もマンガも映画も
話を作るという点では同じです。
勉強すれば必ず上手くいくって
わけでは、もちろんないですが、
今、上手くいってないようなら、
やってみましょうよ。
ただ、少女マンガだけは、
ちょっと違うような気がしますが…。
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シンデレラは普遍的な少女漫画ですね。
TLに関わってからは特に、そのように思います。
ではまた!
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