失敗した完成漫画は未完の傑作に勝る

6月 26, 2019

プロに締め切りはありますが、
まだそうでない方には、締め切りと言えば
同人誌だと思いますが、
投稿や持ち込みの締め切りも意識したほうが
いいと思います。

某漫画家さんはこう言いました。

「漫画賞を締め切りにするとかして、
とにかく、一本完成させることを目標にする。
それで上がったものが今の自分の力と認識する。
思ったようにいかないかもしれないけど
それをやること。
完成なかった人は、それが今の自分の実力
ということを認識しないと先へ進めない」

10年前にも書きました。

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さて今日は、
とにかく作品を完成させましょう
という話です。

たまにですが、
「完成してないのですが」
と言って作品を
持って来られる方がいます。

上手く最後が描けなくて
どうすればいいのか
迷っておられるのだと
思いますが、

しかし、さすがに二本持ってきて
二本ともラストが
描けてない時には
ちょっと待ったと
言ってしまいました。

3,4年くらい前でしょうか、
NHKでアニメ制作の番組を
観ていた時でした。
当時、コンピュータを使った
アニメ制作が非常なスピードで進化を
遂げてました。

そんな中で、新作を作っていた
アニメ界の巨匠、
大友克洋、押井守のお二人が
奇しくも同じことをおしゃってました。

「とにかくこの作品を完成させること」

すごーく当たり前のことですが、
締め切りのない、アマチュアの方には
けっこう完成が出来ないという人が
いるような気がしますが、大丈夫ですか?

時間的なことはしょうがないのですが
問題は完成させるのが
怖いという感じの人です。

二つ、三つの終わり方を思いついて、
そのどれを取ったらいいか
悩んでいるのはわかるのですが、
いつまで悩んでいても始まりません。

とにかくえいやっと
最後まで描いちゃいましょう。
勝負の舞台にあがりましょう。

皆さん、それぞれ目標のマンガ賞を
締め切りにして頑張られているかと思いますが、
締め切り守ってますか?

今、次にしよっと思ってる人、
頑張って描ききってくださいね。

ああ編集者ってほんと言うだけで
ご免なさいって感じです…。

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物事は結論を出して先に進んでいかないと
いけません。

結論がないまま立ち止まっているのは
ただの停滞です。

ところで、いつのどの漫画賞に新作を投稿しましょうか?

うちも募集してまーす!

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