漫画家と編集者の相性
昔の記事ばかり引っ張り出して恐縮なのですが
10年前と基本的な部分の考え方はほとんど変わっていません。
こりゃ間違えたと思っていることは書きませんし、
まあ、昔もそこそこ読まれていた記事なので
お付合いいただければと思います。
最近では、講談社さんみたいに
担当を選べるなんてシステムも出てきましたが、
それでも相性ってあるんですよね~いつの時代も。
かつてはこんなことを書きました。
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さて、今回は、編集さんとの相性について。
先日、某漫画家さんの結婚披露パーティで
司会をしてきました。
祝辞をいただいたあるメジャー誌の
編集さんは、その漫画家さんとは
14年の付き合いだそうです。
ちなみに私はその方とは6,7年の
お付き合いになるでしょうか。
14年て長いです。
気が合わない相手と14年も
仕事一緒にできません。
特に、漫画家と編集者の付き合いは
基本は一対一ですので、
気が合うというのは重要です。
もちろん、中には気が合わないけど、
漫画家の才能に惚れてるとか、
その編集のアドバイスには一目おいてるとか
そういうのはあるとは思います。
でもさ、やっぱり、会ってて楽しくない
人と仕事とはいえ付き合うの
お互いしんどいでしょ?
相手が新人や持ち込みならなおさらです。
逆に持ち込みの方だって
「なんかこの編集わかってないな」
とか
「センスわるっ」
とか思うことあるでしょう。
私も二度と来ない人がいたので、
そういう思いを何度もさせたことでしょう。
でもそれで、いいんです全然。
持ち込みで最初にどんな編集に
あたるかは、くじ引きみたいなもんで、
これはどうしようもありません。
お見合いに近いです。
私もお見合いしたことないですが(笑)。
会ってみてなんか気に入らない、違うな
と思ったらお断りすればいいんです。
他の編集部に持っていってみる
というのが一番ポピュラーな方法ですが、
どうしてもそこの雑誌に載りたい場合は
どうすればいいのでしょうか。
気に入らないので編集替えてくれなんて
持ち込みの段階で言えないと思うので、
ちょっと時間をあけてもういっぺん、
違う作品を描いて、他の編集さんに
持ち込んでみたりしてみましょう。
もちろん、その時鞄の中には、
こっそり前回別の人にみてもらった
原稿を忍ばせて、もう一回その原稿も
みてもらえばいいのです。
でも、そこで同じことを言われたら、
それは何が悪いのか言うまでもないですね。
行ってみたらまた同じ編集者が出てきたら?
その時はしれっと新しい作品を見せましょう(笑)。
で、最初に戻る。
最初についた編集の方が、あなたの
読者第一号です。
その読者の気に入らないければ
雑誌に作品が載ることはありません。
時には、編集さんの好きそうな
テーマを選ぶようなこともあるでしょう。
こう描いてみたらとアドバイスされる
時もあるでしょう。
そんな時に、信頼の置けない相手とは
いくらやっても上手くいかないと
思います。
(そんなの関係ないよというプロの
方もいると思いますが、
はっきり言ってそういう方は
ほっといてもプロになれる人です、はい。)
相性のいい編集さんに出会えると
いいですね。
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今は投稿もデジタルなんで、
誰に読まれているかは分からない反面、
昔より、沢山の人が見る機会があるようにも
思います。
私も投稿原稿はすべて拝見しております。
が、お返事できでない方、すいません。。。
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