漫画家になるのにアシスタント経験は必要か。
「漫画家になるのにアシスタント経験は必要か」
旧マンガスキで、かなりのアクセス数を集めた記事でした。
答えを言ってしまえば「なくても別に問題ない」です。
向き、不向きもありますし、
10年前と決定的に違うのは、
情報量とデジタルでのマンガ制作の一般化でしょうか。
ネットの発達で、分からないことを調べたり、
人に聞いたりする、情報の共有がメチャクチャに
進みました。
若い人には?かもですが、
人に直接聞くしかなかったんですから。
編集さんに聞くか、先生について学ぶか、
リアルに友達を作って情報交換するか、
はたまたマンガ技術の本を買うか。
それも、昔は大して本もありませんでした。
あとは制作工程のデジタル化。
トーンはもちろん、背景に写真を使ったりなど
デジタル処理ができることで、
アシスタントがいなくてもマンガがそれなりの
スピードでできてしまうので
アシスタントがそもそもいらないし、
アシスタントの技術が手取り足取り教わるものでは
なくなった、ということでしょうか。
定規いらないしねー。
その代わり、先生から漫画を描くにあたっての
考え方を教わる、ということが減ってしまったのは
ちょっと残念かも。
誰か、
そういう漫画をどう描くかという
考え方のインタビュー本のすごいの
作ってくれないですかね。
以下、昔の記事です。
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4月27日(水)
ゴールデンウィーク間近ですね。
さて、ぼちぼちと漫画家を目指す方向けの何かを書いていこうかと思います。
「アシスタント経験は必要なのでしょうか?」
持ち込みの方からよくこんな質問をされました。
「エロティクス」で描かれてる漫画さんの多くがアシスタント経験ありません。
だから、必ずしも必要ありません。
「GANTZ」の奥浩哉さんはかつて、山本直樹さんのアシスタントでした。
山本さんの素晴らしいところは、実力のすでにある奥さんに、
とっとと持ち込みしてアシスタントやめなきゃダメだよと言って、
早いところアシスタントから足を洗うことを薦められたことです。
もっとも山本さんご自身は、若い頃、某漫画家さんのアシスタントを
「君、アシスタントに向かないね…」
と、一週間で首になったそうですが。
もちろん、アシスタントで勉強になることもたくさんありますから、
行くべきでないといっているわけではありません。
ようはアシスタントという職業に、
「はまらない」ように
ということです。
私としては、外に出て普通のバイトをすることを薦めます。
いや、普通じゃない方がいいかな。
どうも、お水のバイトしてる女性で面白い漫画を持ち込んできた人が
何人もいた記憶(偏見かな)があるので、
ちょっと変わった仕事の方がいいかも知れない。
大学時代、サラ金の取り立てのバイトをしていた
先輩の体験談はへたな小説より面白かった。
「きさんこの出てこんか!」
って金返さない人の家のドアを
博多弁を駆使して蹴りとばしてたおかけで、
バイトながら優秀な成績をおさめた先輩は
「うちに就職せんか~」
と、小指のないお客さんがたくさんいるバーで
口説かれたそうです。
もちろん、口説いていた専務も…。
漫画のような本当の話です。
もちろんこれだけじゃ漫画になりませんが、
こういうエピソードの断片を、
どう組み合わせていくかが大事かなと思います。
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先輩の話は陳腐なマンガのネタみたいですが、
事実として聞くとまた違うかなと。
実際、事実は小説より奇なりと言うように
世の中には「うへっ」ということがあふれています。
昔の記事に書いたのは、エロティクスやっていた
当時の経験からなので、
お水の経験は糧になるよ~というのは
ファンタジーには向かないですかね。
異世界キャバクラとかなら
ありかもですが。。
戦国メイドカフェ&バーもののぷ
なんてのもある時代ですからね。
ではまた!
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