漫画「亜人」のコマ割を再考する

4月 15, 2020

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亜人のコマ割を再考する

何度も話しているので耳タコかも知れませんが
またまた。

亜人のコマ割(画面構成)はやっぱりすごい!

コロナで自宅勤務なので、本棚から1巻を引っ張り出して
眺めていて思いました。

亜人の第1巻を読んだ時、
本当にすごい作家さんが出てきたなーと思いました。

その時の衝撃をすぐにブログに書いたの覚えています。

とにかく構成が上手い、読みやすい、迫力がある、面白い! 

それ以前には知らない作家さんだったので、
本当に驚いた記憶があります。

あとこれは機会があるたびに持ち込みの方にも話すのですが、
亜人には 斜めに割ったコマが全然ないんですよ。

そう無理に斜めにコマを割る必要なんてないんです。

カメラワークを頑張れば、四角いコマの中で十分に
迫力のある画面を作り出すことは可能です。

もちろん、絵の技術も必要になっては来るんですが。

これもよく言うんですが、映画を考えてみてください。

画面の形が変わることはないですよね。

カメラワーク、構成で全部処理をしています。

画面の形が丸になったり三角になったり斜めに切れたりしたら、
映画を見られたもんじゃないですよね、たぶん。

漫画はまあちょっと違うところがあることは思いますが、
基本的には四角いコマの中でどういう構図を作るか、
というのを基本に ネームを考えることを私はおすすめ致します。

コマ割はやっぱり難しいものなので、
そこで変に苦しむよりは、スパッと基本四角で割ることをベースに
考えた方がいいのではないでしょうか。

亜人はあれだけのアクションシーンの多い漫画なのに、
斜めにコマを割ることなく迫力のある物語を作り出しています。

そんなコマ割と構図の視点から今一度、亜人を見直してみては
いかがでしょうか。

漫画を楽しむことと、漫画制作の視点から漫画を見直すこと、
これを続けていくといいと思います。「

ではまた!

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