トップになる漫画家とは
「マンガ家デビュー後にどういう人がトップになっていくかも知りたいです。」
という質問がありました。
私も知りたいというか、そういうメガネがあると
いいなあと思いますが、
それでも何となく共通する何かがあると思いますので
昔書いた記事を引っ張り出しつつ書いてみようと思います。
以下ぱっとした思いつきです。
客観性がなくても面白いマンガが描ける人は
ある種の天才だと思ってます。
天才型じゃなくて、漫画家として成功する人に共通するのは、
頑固、自分なりのこだわりとか世界観があるところですかね。
でも、これもある種の才能というか、生き方なので、
努力とはまた違うんですよね。
たくさん絵を描くとか、たくさんマンガや映画を見るとか
本を読むとかは、
「スポーツ選手の筋力トレーニング」
みたいなものですから、これをしないというか、興味がない人は
問題外だし。
(後記)これやんなんなくても描けちゃう人いるのですが
日常生活での問題意識がめちゃめちゃ高いか、
感受性の非常に高い人のどっちかでしようか。
ドリブルやシュートの練習、ランニングをしない
一流サッカー選手なんて多分いないでしょ?
あるレベル以上になるとメンタルの問題とか
プレイスタイルの問題とか、
もっと別のことが問題になってきます。
漫画家さんも、他の仕事もみんなそういうの同じです。
それから、漫画の学校の話がありましたが、
学校に行くのもいいと思います。
私はそれを全然否定しません。
でもそれは、まあ、
「サッカー部に入る」
みたいなもんじゃないでしょうか。
サッカーをやりたいからサッカー部に入るのは
間違った選択では当然ないですが、
レギュラーになって、プロ選手なるっていうのは
また別の問題ですよね。
本当の問題はランニングを休まず続けるとか
戦略の研究とか何でもいいですが、
努力を続けることをしなこと。
努力をしないで、何者かになろうとすること
努力をしないで、何者かになれると思うこと
じゃないでしょうか。
もちろん、何者かになると強く思うこと願うことは
すごく大切だと思ってます。
(失敗したときの反動もでかいですが…(笑)。)
よく無欲でここまできましたなんて人いますが、
そういう言葉をまっとうに信じちゃダメですよ。
そういう人は生まれつき足の速いチータみたいなヤツだと
思っておきましょう。
いるんだよな、地頭のすんげえやつとか、
絵が上手いヤツとか…。
ピカソのデッサンとか見たことあります?
なんか、あれ見てほんとショックを大昔うけましたよ。
これ8歳の時に描いた絵らしいっす。
凡人は努力とか嫉妬とか、汗くさい言葉を
がんがんエネルギーにしてやっていくのが
一番いいんじゃないでしょうか。
でも、できれば努力しないで生きて行きたいんだけどねえ…。
でままた!
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