漫画編集の意見が納得いかない!
「漫画編集の意見が納得いかない!」時の対応について
昔書いた記事です。
今も、ほぼ同じ考えです。
あれから10年になりますが、
最終的には漫画家志望者の方が
どう受け取るか、その受け取り方に
かかっていると思います。
編集がきちんと対応していることが
もちろん、前提です。
以下、昔の記事です。
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5月1日(日)
iTunesていいですね。
B’zからボブ・マーリーまで全部ぶち込んで
シャッフルして聞きながら書いています。
今日から会社の肩書きなしの
ただのタナカになりました。
どうやって喰っていこうか…。
さて今日は、
編集の意見に納得いかないときは
三人の人に見てもらいましょう
ということについて書きます。
「蘭丸」という名前の雑誌を
見事につぶし方をしてしまってから
十余年。
ちなみにこの雑誌、
雁須磨子さん、野火ノビタさん(=榎本ナリコさん)、
石原理さん、浅田ミヨコさん(=浅田虎ヲさん)など、
今振り返っても、
なかなかのメンバーだったと思うのですが
編集長が悪かった…。
で、それなりに持ち込みや新人さんの
原稿を見てきましたが、
今でも自分の見る目に
そんなに自信があるわけでは
ありません。
今、自分は本当にこの人の才能を
見極められているんだろうかと、
毎度毎度、緊張しながら
原稿を拝見していました、
いや本当に。
中には、こちらの意見にどうしても
納得がいかなくて、
憤然とした様子の方もいたりします。
そういう方には、あと出来れば二人、
計三人の編集者に見てもらったらいいと
正直に言います。
編集者もそれぞれ、
得意や不得意があるから、
私が見落とした、
あなたの作品のいいところを
きちんと見つけてくれる
編集者がいるかもしれないと。
そして、三人のうち、
一人の編集にだけ言われたことで
納得いかなかったことは
右から左に聞いといていいですと。
ただし、
どんなに納得がいかなくても
三人のうち、二人に指摘された問題は
ほとんど間違いなく、
あなたの欠点なので
素直に聞くことと。
何で、こういうかというと、
持ち込みの方で、
他の編集部で見てもらってから来た人に、
ここはこうした方がいいよというと、
大抵の場合、
「他でもそう言われました」
という答えが返ってくるからです。
多分、私にも同じことを言われて、
「やっぱりそうか…」
と、その人も納得したと思います。
これは素晴らしい収穫です。
それなりの経験がある
編集から見ると、
持ち込みの方の欠点て
大体明らかなんですよ。
大切なのは本人に、
それが納得できるか
ということです。
それでも、納得いかない場合は
しかたありません。
頑張ってください。
編集者も持ち込み原稿を
拝見するときは
けっこう緊張してるもんです。
だって他社で大ヒット!なんて時には
自分を呪うでしょう。
私は一回だけあるかな…。
お別れの曲は
Holly Coleで「Calling You」でした。
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曲が古い…。
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