「エロティックな瞬間」を漫画でどう描くか?

大坂なおみの全仏オープン1回戦、
すげえドキドキしました。

Liveで見ていて本当に良かったです。

逆転で勝った瞬間のエクスタシーは
見ていて快感でした。

現実のドラマはそれだけで感動できますが
これが物語となると、ただの嘘っぽい話に
なってしまいそうなところを、
どう本当らしく見せるか、どうハラハラせるか
そこが感動させる肝になるかと思います。

言うのは簡単ですが難しいですよね。

昔「エロティックな瞬間」という記事を書いたのですが
「エクスタシーが沸き立つ瞬間」みたいに言い換えても
いいかもしれません。

こんなことを書きました。

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昨日、近所のダイエーで「NANA」の中島美嘉を意識した
ファッションの中学生くらいの女の子がいました。

すごくよかった、可愛かった。
何が良かったかって、彼女がすごく頑張ってその格好を
してきた感じがしたんですよ。

ああいう格好したいなあ、でも似合わなかったり、
人から何か言われてたらやだなあって思うこと、
誰にでもあるじゃないですか。

何かそこを「勇気をだした!」って感じが、あふれて
たんですよね。

ああいうのがエロティックだなあって私は思います。
あの何かがあふれる感じを読む人に感じさせられたら
あなたの描く漫画も成功です。

もちろん、単なるオヤジのの勘違いかもしれませんが…。

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この何かが沸き立った瞬間、
何かがあふれ出す瞬間、
これを上手く描くだけでお話が何%かは
面白がらせる力がアップすると思います。

どうすればいいのか?

人気漫画、スポーツの漫画なら
主人公が試合の流れを変えるポイントを入れた瞬間、
新しいテクニックの肝を掴んだ瞬間、
恋愛漫画なら恋の落ちた瞬間、振られた瞬間、裏切られた瞬間など、
ギアがガクッと入った瞬間を、先生方がどういう風に
描かれているのかを研究して、真似ることから
始めることを進めます。

映画も参考になります。
カメラワーク、目線など漫画にはない連続した動きが
映画にはあります。
ここから学ぶこともたくさんあると思います。

ジャンルにこだわらず、好き嫌いにこだわらず、
良いと言われる作品を片っ端から読みましょう、観ましょう。

必ず得るものがあると思います。

大坂なおみの大逆転劇を観たあなたは幸いです。

あれを越えるドキドキが描けたなら、
それは必ずや面白い作品になる可能性アリです。

ではまた!

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